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2005年10月16日

株のはじめかた

最近は投資に興味のある若い方も多いみたいで、
「株をはじめたいけど、どうすればいいのか?」
といった質問をメールやコメントで多く頂きます。

で、今日は「株をはじめるにはどうすればいいか?」を
私自身の体験を踏まえて書いてみたいと思います。
文中にアフェリエイトリンクが満載なので
嫌いな人はクリックしないでくださいね。

(1)株の基本的な知識を学ぶ
(2)証券口座を開く
(3)投資する銘柄の選び方(ファンダメンタル)を学ぶ
(4)投資するタイミング(テクニカル)を学ぶ
(5)投資についての理解を深める


(1)株の基本的な知識を学ぶ


まず、何はともあれ
「株とは何か?」「どうやって取引するのか?」「PERって何?」
といった、基本的な知識を仕入れる必要があります。
そういった情報をWebで探すのもひとつの手ですが、
情報がまとまった本を1冊購入したほうが苦労が少なくて済みます。

私が読んだ本の中でオススメは
「東大生が書いたやさしい株の教科書」
です。株の基本的な知識を学ぶにはもってこいです。

他にも株の雑誌で「株入門!」という特集が組まれることがありますので
それを狙って購入してもいいですし、
店頭に並んでる本のタイトルに
「はじめての」「やさしい」「初心者」
といった文言が入ってる本を購入すれば、まず間違いはないでしょう。


(2)証券口座を開く


(1)で株について学びつつ、株を売買するために証券会社に口座を開きましょう。
皆さんはその口座に資金を入れ、証券会社を通じて売買することになります。

証券会社もピンからキリまで沢山あります。
昔ながらの店頭取引――証券マンを通じて売買する――の証券会社もありますが
私たち個人投資家は、インターネットで売買するのが
手数料も低く、手間もかからないので最近では主流となっています。
インターネット専業の証券会社も数多く出来てますね。

私が使っているのはE*トレード証券でして、私はE*トレード証券で満足していますが、
証券会社によって 手数料やサービス、送金に対応している銀行(振り込み料が無料になる)
などの違いもありますので、Webでチェックするなり資料を取り寄せるなりして
自分にあった証券会社を選んでください。

【ネット証券の一例】



口座を開くときの疑問の一つに、
「特定口座って何?」
というのがあります。
E*トレード証券だと、口座を開く際に
・特定口座(源泉徴収あり)
・特定口座(源泉徴収なし)
・一般口座
の3種類から選ぶことになります。

(a)特定口座(源泉徴収あり)
これは、1年間の売買の記録から、いくら設けたか・損したかを証券会社が計算し、
なおかつ利益に対する税金を証券会社が納めてくれます。
手間隙がかからないので、基本的にはこれでOKです。
(b)特定口座(源泉徴収なし)
これは、いくら儲けたか・損したかの計算は証券会社がしてくれるのですが、
儲けた場合の税金は、3月頃に自分で税務署に確定申告しなければなりません。
(c)一般口座
この口座は、計算も納税も自分でやる必要があります。

ですので、特に問題なければ
特定口座(源泉徴収あり)でOKです。


(3)投資する銘柄の選び方(ファンダメンタル)を学ぶ


株について学んだ!
証券会社に口座も開いた!
いよいよ売買の開始です!

で、数千社ある上場企業の中で、「どの銘柄を選ぶのか?」という問題が生じます。
最初は自分の良く知っている株を買う、という手もありますが
あまりにもアレな企業の株を買ってしまうと困りますよね。
(そして、その企業がアレかどうかも最初は判断できないと思います)
(私は、たまたま近くにあったマンションの会社を買って大損ぶっこきました)

四季報(パソコンを持っている人はCD-ROM 版を購入するのもいいでしょう)
から財務を読むというのが基本ですが、
数千にものぼる上場企業を逐一チェックするのは、かなり骨の折れる作業ですし、
そもそも最初っから財務を読む知識を求めるのも酷な話です。
どういう基準で銘柄を選べばいいのか?

そこでオススメは、スクリーニング。
PERが●●以下で、PBRが●●以下で……
という条件で銘柄を選定する作業です。

スクリーニングの本でオススメなのは、
「儲かる株を自分で探せる本」
ですね。この本は、
「好調な業績、良好な経営で、しかも株価が割安な銘柄」
「株価が急落し、これから大幅な反転上昇が期待できる銘柄」
というように、いくつかのテーマに沿って、
PERが●●以下で……と具体的な銘柄の選び方を示してくれます。
スクリーニングに関しては、この本はピカイチです。

また、相場の先輩に取引の手法を学ぶのもありでしょう。
私の好きなのは、
「オニールの成長株発掘法」
です。この本は、具体的な銘柄の選定方法はもちろん、
損切りの必要性についても深く語られています。
私は、損切りはなによりも大切なことだと思っておりますので
ぜひ一読をオススメします。

また、少々他人任せな感はありますが、
雑誌やWebなどで、アナリストが推奨している株から選ぶ、
という手法もアリだと思います。
アナリスト推奨株が全部上がる、とはいいませんが、
「あまりにもひどい企業」は推奨していないはずです。
その中から選べば、酷い株を掴む確率は減らせるのではないでしょうか?

アナリスト推奨株は、文庫本より新鮮な雑誌で選ぶのがいいでしょう。
マネー雑誌の最大手「ダイヤモンド ZAI」は、
毎月袋とじでアナリスト6人のオススメ株を乗せています。

またWebでは、Yahoo!プレミアムに入れば
Yahoo!ファイナンスから情報を取得できますし、
証券新報-兜町の噂-もオススメです。

ただし、あくまでアナリストを妄信するのではなく
最後は自分で選ぶべきですよ。


(4)投資するタイミング(テクニカル)を学ぶ


投資する銘柄が決まったら、いよいよ購入です。
ここでチャートの形から買い時を見つける
「テクニカル手法」を使う人も多いのですが、
私はテクニカルをあまり信じてないんですよね。
こちらの記事に詳しく書いてあります)

ですので、ざっとテクニカルを知る程度でしたら
雑誌で 数ヶ月に1回は「テクニカル特集」をやるので
それで学ぶぐらいでいいのではないでしょうか。
私が読んだ文庫本の中では
究極のテクニカル分析
「株の自動売買でラクラク儲ける法」
がテクニカルに当たります。
(ただし、ラクラク儲ける~は
デイトレ+カブドットコム証券ユーザ向けなので
一般的ではありません)


(5)投資についての理解を深める

あとはグリグリと投資をし、時には失敗し、時に成功して
自らを鍛え上げていくわけです。
最後に、より投資に対する考え方を深められる本をご紹介いたします。
「天才数学者 株にハマる」
「賢いはずのあなたが、なぜお金で失敗するのか」
「 金持ち父さん 貧乏父さん」
(「金持ち父さん」は、むしろ一番最初に読むべき本かもしれません)
 


いかがでしたでしょうか。
初めて株をする方の参考になれば幸いです。
さあこの世界に飛び込んでらっしゃい!(≧▽≦)


投稿者 watanabe : 22:52 | コメント (20)



2005年10月10日

テクニカルに関するワタナベの考え方

株に関する議論のなかでよくあるのが
「テクニカル手法は有効なのか?」
というのがあります。

テクニカル手法とは、株の値動きを示すグラフ(チャート)を分析し、
そこから買い時・売り時を判断する手法です。
会社の業績指標から判断する「ファンダメンタル手法」と
対照的に語られることが多いです。

で、テクニカル信奉派は
「江戸時代の米市場から伝わる由緒正しき手法だ!」
「チャートには人間の心理状態が描かれている!」
と説き、テクニカル懐疑派は
「過去の値動きから未来の値動きを計ることは不可能だ!」
「テクニカル手法が通用しないことは学術的に証明されている!」
と主張します。

で、私ワタナベは

テクニカル手法は信じない。
しかし、テクニカル手法を信じている人が多いことは信じている。

というスタンスをとっております。
これは「天才数学者 株にハマる」の「共有知識」という部分の影響を
色濃く受けております。
(株をやってる方、やろうとしている方にはオススメの本です!)

つまりですね、
「ゴールデンクロスだからって株は上がらない。
だけど、ゴールデンクロスは株が上がると信じてる人が多く、
ゴールデンクロスになった時にそれを信じて買う人が多いから株価が上がる。
だから私はゴールデンクロスになった株を買う」
という考え方です。

以下、
テクニカル手法は信じない。
しかし、テクニカル手法を信じている人が多いことは信じている。
という考え方に基づいて話を進めていきます。


この理論でいくと、巷にあふれかえるテクニカル手法の
何を使えばいいかが判断できます。

テクニカルにしろファンダメンタルにしろ、
多数の投資家が「この株のこのタイミングは買い!」と思い、
かつそのサインどおりに株を買わないと株価は上がりません。
すなわち、売り買いのサインを大多数の投資家が共有してこそ
そのサインどおりに株価が動くことになります。

そう考えると、

(1)可能な限り多数の投資家が知っている手法でなければいけない
(2)その手法で分析した結果、どの投資家も同じ結論に至らなければならない

の2つを満たすテクニカル手法を学べばよい、ということになります。

(1)可能な限り多数の投資家が知っている手法

これは自明ですね。例えば私が独自のテクニカル手法を編み出し 「むむ!ワタナベ式ヒゲ-アンダーヘアー手法によると この株は買いだ!」 と判断しても、他の投資家が 「デッドクロスだから売りだなー」 って売っちゃえば、その手法は成立し得ないわけです。

そう考えると、奇をてらった独特のテクニカル手法を学ぶ必要はなく、
世間一般的に用いられている「移動平均線」などを普通に学んでおけば充分、
と考えられます。

(2)どの投資家がその手法を分析しても、同じ結論に至る手法

これは、 分析する人ごとに売り買いのサインが違ってしまう手法は使えない ということです。

たとえばトレンドラインを例に上げます。
ある人が自分でトレンドラインを引っ張って、
「この株は買いだ!」
と思っても。他の人が別のトレンドラインを引っ張って
「この株は売りだ!」
と判断してしまっては、たとえ手法が広く知られていようとも
売り買いのサインどおりには動かないわけです。

いつ、だれが分析しようとも、売り買いのサインが一致する手法が有効です。
それはすなわち、「パソコンで自動的に解析できる手法」
だと私は考えます。
Yahoo!ファイナンスのグラフをご覧ください。
下のほうにあるリンクをクリックすると、
移動平均や追加指標(MACD,RSIなど)が表示できます。

これは、与えられた情報に対する処理方法(数式)が確定している手法です。
処理が明確に規定されているから、パソコンでも計算できる。
処理が明確に規定されているから、だれがやっても同じ結果(売り買いサイン)となる。
こういうテクニカル手法は有効だと思います。

逆に、トレンドラインを自動的に引いてくれるソフト、ってのは
あんまり見たことがありません。
(自分でマウスをひっぱって線を描く、ってのはありましたが)
ましてや、エリオット波動を自動的に描画してくれるソフトなんてのも
見たことはありません。

なぜなら、これらの指標は計算方法が明確に定義されてないからです。
ラインを引くにはチャート上に2つの点を定義する必要があります。
その点をどこにするか。
これについて詳しく述べている本を私は読んだことがありません。
また、ひげ理論で
「長い下ひげは~」「出来高の多いときのひげは~」
という表現がありますが、
「長い下ヒゲとは何か?」「何をもって『出来高が多い』と判断するのか?」
について定義している本はありません。
その日の値幅の75%以上のヒゲを「長い」とする、とか
流動株の2%以上の取引があった場合出来高が多いと判断する、
とか定義してくれないと問題が起こります。
ある人は「このひげは長い」と判断し、別の人は「そうでもない」と判断する恐れがあります。

(※1:ある本には、「トレンドラインは無限数引ける」って記述があって
びっくりしたことを覚えています。)

(※2:確かに、「わかりやすいトレンドライン」は存在します。
ローソク足の下を繋いでったら、明らかな直線になるグラフもあります。
そういう「わかりやすいトレンドライン」は売り買いサインを共有できるでしょう。)

ですので、結論として
テクニカル手法は、ごく普通に使われてて
パソコンでも計算できる一般的な手法を学べばよい
とワタナベは考えております。


みなさんはテクニカル手法を
どのように活用されてますか?
ご意見をお聞かせください~(≧▽≦)


投稿者 watanabe : 11:38 | コメント (22)



2005年10月04日

平成電電破たんに関する思い出

コード 市場 名称 取引値 前日比
6363 東証1部 (株)酉島製作所 762 +27 +3.67%
6366 東証1部 千代田化工建設(株) 1,932 -88 -4.36%
4063 東証1部 信越化学工業(株) 5,080 +160 +3.25%
4835 JASDAQ (株)インデックス 157,000 -2,000 -1.26%
6954 東証1部 ファナック(株) 9,680 +450 +4.88%
8574 東証1部 プロミス(株) 8,450 +70 +0.84%


昨日

(100円下がったら-20万だよね、という声には
 耳を貸さない方向で)

と言ったばかりなのに、きっかり100円近く下落する
千代田化工ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ_| ̄|○

その他がかなり頑張ってくれたので
結局、微増で引けたからいいんだけどさー(ほほを膨らませて)
千代田さえ頑張ってくれれば、って思っちゃうよねー(ほほを膨らませて)


さて。
ネットを見てたら「平成電電が経営破たん」ってニュースをやってて、
それを見てある思い出が蘇ったので
今日はそのお話をさせていただきます。

1年ぐらい前でしょうか。
Blogが流行り始めたころ、
あるデイトレーダーのBlogを見ていたことがあります。

その人は女性で既婚、小さなお子さんもいるデイトレーダーなんですが、
「デイトレは9割方、損をしてる」の言葉どおり
全く儲かってないんですよ。
むしろ損をしてるんですよ。

その方も根はいい人みたいで、週末はお子さんと遊んだ日記なんかを書くものだから、
閲覧者も心配して、コメント欄に
「もうデイトレは止めたほうがいい」
「家計の足しにするのならば、働いたほうが効率がいいですよ」
なんて助言するんですけど、聞く耳を持たないんですよ。

で、負けが込んで、そのうち借金してまでデイトレするようになるんです。
消費者金融の金利って、年利15%~29%ぐらいあるじゃないですか。
仮に年利15%としても、株で年利15%稼ぐってかなり困難ですよね。
機関投資家だって年利2~3%稼げば優秀だそうですよ。
なのに素人が、しかも現金で株取引してマイナスの人が、
年利15%のハンデを背負って勝てるわけないんです。

……って閲覧者はみんな止めるんですね。
でも、やっぱり聞く耳を持たないんですよ。
で、やっぱり稼げないんですよ。

最後のころ、そうとう追い詰められたんでしょうかね。
そのとき話のあったのが、


「平成電電システム」と「平成電電設備」の2社は特別目的会社(SPC)として、資金調達目的とした匿名組合「平成電電匿名組合」を運営。資産を証券化し、「予定現金分配率10%相当」などと高利回りをうたった金融商品として売り出し、これまでに約1万9000人から計約490億円を調達してきたという。


の証券だったんですよね。
配当10%は確かに魅力だけど、アリかナシか。
その方はそうとう乗り気だったようですが、
コメント欄では否定的な意見が多かったですね。
「年利10%なんて、そんなうまい話はそうそうない」
ってコメントが多かったように思えます。

その後、そのBlogは閉鎖してしまったので
その方が平成電電の組合に入ったかどうかは解らないのですが。


今回、民事再生法により、契約上、会社側に返済義務はなくなるそうです。


あの方は元気に暮らして居るのでしょうか。
お子さんは元気に育っているのでしょうか。
物憂げな秋の空を見てはふと思う、ワタナベなのでした(今日のわんこ風に)


P.S.
私は失うものが無いんで全ツッパで行きますよ!
人生ヒヨったら負けですから!
いったらああああああああああ!(≧▽≦)

投稿者 watanabe : 20:39 | コメント (21)